弁護士 赤田光晴(愛知県弁護士会)トップ >> >> 書籍紹介

書籍紹介

最近,横浜弁護士会から発行されているベーシック高次脳機能障害相談マニュアルという本を入手しました。

この本には,弁護士が高次脳機能障害の相談にのる際に注意すべき事が網羅的に記載されており,大変ためになる本だと思いました。

特に,高次脳機能障害の場合,治療期間が長引く場合が多いので,除斥期間や消滅時効に関する記載は有益だと思いました。

なお,高次脳機能障害については,(めったにないことですが)医師が見落としていたということも実際に経験したことがあります。

被害者の方が脳挫傷などの重い怪我を負ったり,意識不明の状態が長い間続いていたりした後に,被害者の方の性格や様子がおかしくなったという場合には,一度弁護士に相談されると良いと思います。

(但し,医師が見落としをするということは,普通はほとんどありません。私が経験した事案も極めて珍しいものだと思います。)