弁護士 赤田光晴(愛知県弁護士会)トップ >> >> 電話会議

電話会議

弁護士の仕事の一つとして,裁判所に出廷することがあるのですが,遠方の裁判所になった場合にはどうすればよいでしょうか。

一つは,5分~10分の期日のために,頑張って裁判所にいくことがあります。

裁判所に行って裁判官や相手方の様子を見ることができるので,5分~10分の期日のために裁判所に行くということはとても大切だと思います。

もう一つは,電話会議という方法があります。

これは,裁判所から弁護士事務所に電話がかかってきて,電話口で弁護士が話をすることで期日を進行する方法です。

この方法は,依頼者の方に交通費などの実費負担などを軽減できるために,メリットがあります。

また,遠方の裁判所に行くとなると,弁護士の予定がなかなか合わず,裁判の開ける日がだいぶ先にしか予定が入らないということもあり,事件解決までに時間を要し,依頼者の方にご迷惑をおかけすることもあるので,電話会議は予定が入りやすいという面でもメリットがあります。

実際に出廷することも電話会議の方法も,いずれも適切な方法であるので,事案や場面に応じて使い分けしていくことが重要ではないかと思います。