弁護士 赤田光晴(愛知県弁護士会)トップ >> >> ウェブ会議

ウェブ会議

マイクロソフト社が提供しているTeamsを利用したウェブ裁判は、今まで地方裁判所や高等裁判所では行われていましたが、簡易裁判所では行われていませんでした。

そのため、簡易裁判所での期日については裁判所に実際に行くか、電話会議という方法で対応してきました。

今年になって、いくつかの裁判所でTeamsを利用したウェブ裁判が可能になってきました。

簡易裁判所は、地方裁判所や高等裁判所と異なり、交通の便が悪いところが多く、裁判所に行くことが大変でした。

今回、段階的ではありますが、ウェブ裁判で対応できることになり始めたことは、裁判を行う弁護士にとっては朗報です。

今まで地方裁判所で、ウェブ裁判を行ってきての感想ですが、当初は裁判所に行かなくて大丈夫なのかな?という不安な部分があったのですが、ウェブ裁判でも十分対応できると感じています。

特に、電話では相手の表情が分からないので、伝わりにくいこともあったのですが、ウェブ裁判の場合、意思疎通がしやすくなったという印象です。

また、書類なども画面共有やカメラ越しに映すなどして確認できることから、電話会議のころと比べると理解がしやすいです。

一方、私の良く扱う簡易裁判所での事件の内容は、物損事故の案件が多いのですが、この場合、過失割合が問題になることが多いです。

この場合に、ウェブ裁判でのやりやすさというものがどのように変わってくるのか、あるいは変わらないのか、気になるところです。

ウェブ裁判については、双方弁護士の場合に行われると思いますので、ウェブ裁判に関するお問い合わせは、弁護士にご相談ください。