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火災保険について

皆さんは、ご自宅に火災保険をかけられていることが多いと思います。

しかし、火災保険について、どのような場合に利用するのでしょうか。

火災保険という名称から、家が火事になった場合を想像しがちですが、それだけでは無く、様々な場面で利用できることがあります。

例えば、物をぶつけて、自宅のガラスを割ってしまった場合に使える特約に加入しているケースがあります。

このような場合、ガラスの修理代金について火災保険から支払われることとなります。

また、火災保険で、個人賠償特約に加入しているケースでは、その家に住んでいる家族が自転車に乗っていて事故を起こした場合には、火災保険がその賠償金を支払ってくれます。

自転車事故を起こしてしまったが、自転車の保険に入っていない!!というケースでも、火災保険についている個人賠償責任特約が利用できれば、対応可能ですので、一度、火災保険の証券を確認する必要があります。

さらに、火災保険の中には、弁護士費用特約が付いているケースもあります。

各保険会社が、いろいろな弁護士費用特約を設定しているので、火災保険に弁護士費用特約が必ずついているわけではないのですが、火災保険についている弁護士費用特約で、交通事故の賠償交渉を依頼するときの弁護士費用の支払いをしてくれることがあります。

このように、火災保険は、名前からではわかりにくいですが、利用できる範囲の広い保険でもあります。

交通事故を起こしてしまった場合、あるいは交通事故被害に遭った場合に、火災保険を利用するということは結びつきにくいですが、一度利用できる特約に加入していないかを確認することが必要です。

(注意として、交通事故の際に個人賠償責任特約が利用できるのは、自転車・歩行者の場合で、車で事故をした、バイクで事故をしたというケースでは対象にならないので、ご注意ください。)

ご不明点は、弁護士に相談されることをお勧めします。