今日は，自分の働き方や職場環境を見直していただく一助になれば幸いということで，労働時間について書いてみます。

まず，労基法の性格をごく簡単に言うと，「最低限の労働条件を定めた」法律です。

したがって，いかなる場合も，労基法を下回る労働条件で労働者を働かせることはできません。

ということを頭に入れていただいて……。

労働時間は，最近話題になることも多い「未払い残業代請求」などとも関わりが深い分野です。

労基法第３２条には，法定労働時間は，休憩時間を除き，１週間（※）について４０時間まで，１日について８時間までと定められています。

1週間の合計労働時間が４０時間以内であっても，９時間働いた日が１日でもあればアウトです。また，１日８時間が守られていても，１週間の合計が４０時間を超えれば，やはりアウトとなります。

そう書くと，「毎日１０時間働いてるけど…」，「残業したらどうなるのか？」とお思いの方もおられると思いますが，この第３２条はあくまで原則であって，同じく労基法には多くの例外が定められています。

実社会では，そうした例外に従って運用されている場合が多いのです。

ですので，第３２条が当てはまらないからと言って，あなたの会社が即労基法違反というわけではありません。

※ここで言う１週間とは，会社の就業規則等に決まりがあればそれに従い，決まりがなければ，「日曜日から土曜日まで」とされています。

本日のひとコマです。

水が冷たくなる季節ですが，鳥たちには冷たくないのでしょうか。

今日，育児休暇をとられている事務員さんが，お子さんを連れて名古屋駅事務所に遊びに来てくれました。

私は，出かける用事があったため，少ししかお子さんの様子を見れませんでしたが，大変元気そうなお子さんでした。

普段意識はしませんが，育児休暇という制度は，子どもを持つ親にとって必須の制度だと再認識しました。

　先日，寒冷順化ということばがニュースで出てきました。

　私たち人間は，冬になるについて，徐々に寒さに慣れていく身体になっています。

　これが寒冷順化というようです。

　しかし，最近のように気温の変化が一気に来るようですと，身体はその大きな寒暖の変化についていけず，

免疫力が低下し風邪をひいたり，体調を崩してしまうようです。

　名古屋も１１月はじめの頃は暑かったと思えば，中旬になって一気に冷え込むようになりました。

　秋が短くなったような気がしますね。

　みなさまも体調を崩さないよう，気温に合わせて着るものを変えたり，栄養のある食べ物を取ったりして，工夫をして冬の本番に備えましょう。

再び労働問題について言及したいと思います。

使用者は，労働者に対して「懲戒権」という権利を有しているといわれています。

（学説では，固有権説か契約説かで争われているようですが，通常の企業では就業規則に懲戒権が記載されているので大差はないと思います）

使用者は，懲戒権を行使して企業秩序を維持するといわれていますが，その権限が濫用されてはいけません。

労使双方にとって，円満な就労環境を維持するためには，適切な懲戒権行使が望まれます。

懲戒権の行使が適切か否かの判断に迷われた際は，弁護士にご相談されることをお勧めします。

今日は先輩弁護士から長野県松本市のお土産、「そば饅頭」をいただきました。

薄めの皮にあっさりとしたこし餡でとてもおいしかったです。

温かいお茶に良く合いますね。

事務員さん共々美味しくいただきました。

名古屋はまだまだ温かい日が続いていますが、長野ではそろそろ紅葉が見ごろなのでしょうか・・・。

最近，弁護士会の法律相談などに行くと，労働問題の相談を受ける機会が増えているように感じます。

一時期よりマシになったとはいえ，いまだ景気は良くないようで，会社において不合理な取り扱いをされていると感じる方が多いようです。

配転命令については，日本の場合，解雇が制限されていることから，使用者の配転権限は広く認められているのが通常です。

ただし，職種や勤務地の限定がある場合は，労働者の同意なく配転することはできません。

また，配転命令権の濫用に当たる場合や信義則に反する場合も認められません。

どのような場合に許されるのか，許されないのかは個々の事案によるので，配転について疑問がある際は弁護士までご相談ください。

愛知県弁護士会では，今日と明日の二日間，秋祭りが開催されているようです。

少し顔を出したのですが，なかなか盛況でした。

抽選会で抽選をしたのですが，ノートしか当たりませんでした（はずれです・・・・・・）。

先週の金曜日，大学の時の研究室（法修会研究室）の総会のために，名古屋から東京まで出かけてきました。

弁護士のＯＢが多いため，様々な先生方とお話ができ，大変ためになりました。

また，後輩の大学生たちと話すことができ，少し学生時代を思い出しました。

（山手線に乗っていると，渋谷駅にこのような店がありました。思わず撮影してしまいました。） 

いよいよ１１月になり，今年も残り２か月を切りました。

名古屋駅前には，クリスマスのイルミネーションが設置されており，普段と様子が違います。 

交通事故のご相談に乗る際，よく弁護士費用特約が使えることを知らなかったとおっしゃる依頼者さんがおられます。

交通事故に遭った際は，弁護士費用特約を使えると，費用負担が軽減できますので，是非自分の保険会社に加入の有無を確認されるべきです。

交通事故についての詳細は，弁護士法人心の交通事故サイトもご覧ください（こちらをクリック）。