ようこそ,弁護士 赤田光晴のブログへ
日々思ったこと,皆様のお役にたてる情報などを書いていきたいと思います。
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刑事事件が終わった後,実刑を言い渡された被告人がどこの刑務所に行ったのかを,被告人の身内の人から聞かれることがあります。
被告人がどこの刑務所に収容されたのかを,弁護士は,裁判所などから連絡をうけていませんので,聞かれても「わかりません」としか答えられない状況です。
拘置所もどこの刑務所に収容したのかを弁護士等に教えていない運用の様です。
したがって,確実なのは,被告人に刑が言い渡される前に,刑務所に行った場合には,どこの刑務所に行くことになったのかを手紙で連絡するようにと指示しておく必要があると思います。
本日,弁護士会主催の民法改正の講義を受けてきました。
前回の講義に引き続き,民法の改正部分について集中的に聞くことができたために大変役に立ちました。
愛知県弁護士会の委員会の仕事で,大学生の裁判所の法廷見学の付添を行いました。
学生の方は,皆さん熱心に法廷見学をされていました。
普段法廷の中にいて傍聴人の立場ということはあまりないのですが,傍聴人が弁護士(弁護人)をしっかり見ているのだということを実感しました。
弁護士として,傍聴人から見られているということを今まで以上に意識していかなければならないなと思いました。
なお,法廷傍聴は誰でもすることができるので,裁判に興味のある方は一度裁判所に行ってみてはいかがでしょうか。
(傍聴マニアと思われる方もたまに目にします。)
民法改正に伴う債権法の改正点等を学ぶために,愛知県弁護士会が行っている研修に行ってきました。
まだ,民法改正は法案が国会を通っていないために行なわれていませんが,近々改正されるという状況になっています。
改正内容は,従来の判例法理を明文化したりすることで済んでいる部分もありますが,従来の判例法理を変更して,新民法で新たな考え方を導入する部分もありました。
判例法理変更の部分等は,昔のままの知識だと間違ったアドバイスをしかねないので,しっかりと理解することが必要だと思いました。
昨日と本日の二日間にわたり,福井県で弁護士の夏季研修が行われたために出席してきました。
福井に行くのは初めてなのですが,名古屋から電車で2時間ほどで案外近いと感じました。
研修では,弁護士照会・セクハラパワハラ・交通事故・離婚時の子供の奪い合いなどの研修があり,もりだくさんの内容でした。
特に,普段,交通事故事件に携わっていることが多いため,交通事故の研修はためになりましたし,弁護士照会の講義では,照会の細かな点まで講義していただき,今後の証拠収集に役立つ内容となっていました。
福井では,御当地グルメのソースかつ丼を食べ,研修内容および食事の双方において満足できる研修でした。
本日,サマースクールというものが愛知県弁護士会で行なわれました。
サマースクールとは,年1回,小・中・高の学生に法律に触れてもらおうという観点から,弁護士会が行なっている行事です。
私は,クイズ選手権という催しに参加したのですが,参加した学生さんたちが楽しんでくれていたようですので一安心しました。
来年も行われますので,是非参加して頂ければと思います。
名古屋の弁護士が一度は訪れる場所として,名古屋拘置所があります。
(行っていない県内の警察署はありますが,拘置所は必ず行くと思います。・・・多分)
弁護士については,身分証明書などを見せて名前を伝えると,所持品検査を受けずに拘置所内に入れます。
拘置所の接見室で,被疑者・被告人と打ち合わせをするのですが,警察署の接見室と比べて広くて綺麗です。
本日,四日市の裁判所で裁判があったため,名古屋から四日市に行ってきました。
名古屋から四日市までは近鉄特急を使えば結構速いので,行きやすい裁判所の1つです。
四日市の裁判所の近くには,タイ焼き屋さんがありますが,このタイ焼き屋さんは天然物のタイ焼きで有名なお店です。
天然物のタイ焼きとは何だ?と疑問に思われた方は,店舗に行かれて確認されれば,その意味が分かると思います。
(タイ焼きに天然物と養殖物があるとは私も知りませんでした。)
裁判所の近くにも,堅苦しい場所だけでは無く,有名なお店がありますよ!!
最近,横浜弁護士会から発行されているベーシック高次脳機能障害相談マニュアルという本を入手しました。
この本には,弁護士が高次脳機能障害の相談にのる際に注意すべき事が網羅的に記載されており,大変ためになる本だと思いました。
特に,高次脳機能障害の場合,治療期間が長引く場合が多いので,除斥期間や消滅時効に関する記載は有益だと思いました。
なお,高次脳機能障害については,(めったにないことですが)医師が見落としていたということも実際に経験したことがあります。
被害者の方が脳挫傷などの重い怪我を負ったり,意識不明の状態が長い間続いていたりした後に,被害者の方の性格や様子がおかしくなったという場合には,一度弁護士に相談されると良いと思います。
(但し,医師が見落としをするということは,普通はほとんどありません。私が経験した事案も極めて珍しいものだと思います。)
名古屋地方裁判所で刑事裁判が終わった後,被告人の意向を確認するために構内接見を行うことがよくあります。
裁判所の一角には,弁護人と接見できる場所が存在しており,その場所で接見を行い,控訴するのか否かの話などをします。
面会場所が大変わかりにくい場所にあるために,あまり知られていない施設かもしれません。
弁護士であれば,刑事受付で裁判所仮刑事施設接見申込票をもらい,必要事項を記載の上拘置所の職員に手渡せば,面会させてくれるという手続となっています。